Classicism
朱の組み紐を用い古典的、民族的な雰囲気で編み上げた作品。
18金の顔文字の粒は古色仕上げをほどこしてあります。
Modernism
朱の組み紐を自由に創作的に編みこみ、胸を飾るジュエリーの造形を楽しみました。
古色が強いものが真鍮の粒、華やかな金色が18金の粒です。
リング1本に、人の顔、手、足を彫り込んだもの。4種。
実はこれは、小さい頃理科の教科書で見た大脳と体の各部位の関連を示した図がヒント。
教科書にしては、ポップでグロテスクな絵のインパクトがとても強かったのです。
これまでにひとりだけ、それを言い当ててくれた方がありました。
あの時は嬉しくって興奮しました。
何人いるのだろう?みんなで寄り集まってできた指輪。
まだちゃんと数えたことがありません。
顔屋のシリーズは刻印も金十八と銀にしてます。
全部で12種類、顔のビーズ。
使い込むうちに、つるつるになじんでいきます。
今思い出しましたが、本当は13人だったのです。
今までで、1回だけ鋳造がうまくいかなかったことがあります。
それがこのビーズ。
石膏の中で折れてしまったあの子は、どこかの次元に行ってしまいました。
お互いの鼻に噛みついて取っ組み合いのケンカをしている二人。
女性の背中にはbattleの文字。
でも、離れそうになると、ひとりじゃやっていけないって悟る。
ひとりではリングになれない男性。背中には、but,love。
みんなで一つの輪を作っています。
一粒づつ、顔屋と銀の刻印を打ってあるから
一粒の存在感も失っていません。
銀にはそんな重さと頑固さも、あります。